ここら辺?っていう感覚? - 2014

  「今のバレーはただの肉体労働だから、俺は数字で攻めたい」

  もう、15年も前に日本の代表に選ばれたアイツが何時も口にしていた信念.
  久々にBabieの練習に注力し、チームのカタチ造りと基礎練習をしたこの週末.
  その時に出た、皆の口から一様に出たコトバに苦笑しながら、冒頭のセリフが蘇った.

  基礎練習の途中に尋ねる.
  「今、何を目標に、何を思い、ボールを触ってる?」
  「ここら辺かな、っていう、感覚~」
  流石に数値で攻められるまでには至っていないけれど、
  感覚だけじゃね、と、そのチガイが分かる程度の選手ではいるつもり.

  感覚で済ませることができるのは、
  生まれながらにして持ち合わせた才能と、それを発揮できるものとの出逢いと、
  そこで食っていきたい、という想いが重なった、
  ゴク、稀に出逢う、所謂、天才のみが許される特権.
  それを持ち合わせない凡人は、まずは同じスタートラインに立つために、
  その感覚を身に付けるため、頭も、身体も、気持ちもフル稼働で練習に臨むのみ.

  コートで選手をやり続けたい、という自分と、
  離れていた糸が繋がった時には教えるのも楽しい、と、想う自分.
  このメンバーと居ると特に.
  コート上では驚くほどに素直で、皆が必死だから.
  あぁ、だから、一緒にコートでプレーしたいし、教えたいとも思うのか.

  もっと、もっと色々な方法でバレーの楽しさを表現できるようになりたい!