・・・抱負?

  見て見ぬふり.
  気付いても知らんぷり.
  自分が重ねてきた年月と、いつまでたってもそれ相応になれない自分.
  だから、「私の年は23歳で止まっている~」とその現実から目を逸らしている.
  今の私も向こう見ずで、好きな事に思いっきり、体当たりにぶつかっているだけ.

  今日もいつもと同じ週末のように、独りでコートの準備をして、
  綺麗にネットが張れたなぁ、なんて自己満足して皆を待つ.
  いつものように3人は練習開始時刻から大幅に遅れて体育館に集合し、
  サウナみたいに暑い中、御世辞にも効率が良いと言えない練習をした後、
  いつものように、いつものお店に吸い込まれるように座って、
  いつもの一杯目を注文する.

  何年ぶりかのB.D.ケーキも嬉しかったけれど、
  先約があったのにも関わらず、それを断って仕込をしてくれ、
  このメンバーが揃って同じ時間を共有している.
  それが、何よりも嬉しいプレゼント.
  嬉しさを噛みしめている中、「はい、抱負は?」と聞かれて、止まってしまった私の心の内.

  常に、走っている上に、一つの事しかできないんだよね、私.
  そんなんだから、38年目を迎えた日に節目は無いし、私は私.
  世間一般では、会社では部下が居て、責任あるシゴトを任され、
  帰る家には自分が育むべき家族が居て、次世代への架け橋となる年代.
  人を育てることで、モノゴトを一回り大きく捉えられるようになる年代.

  そんな、ヒトの摂理からして、当たり前の生活を、私もしたいな、と、ちょっと憧れてみた.
  でも、それは、逃げの表れだということにも、気付いていた.
  使命が見い出せなくて、悶々としている時に顔をむくっと上げる想い.
  完全に空回りをしながら、周囲の人に、自分に、ただ、唱えるだけの空しい想い.
  それが証拠に、今の私にはその想いはなく、元の自分勝手な路を進み始めている.

  今日も、いつも通りのうだうだな時間だったけれど、
  そのいつも通りの時間が私にとっては至極の時だった.

  この場を借りて.
  ありがとう.

  うるさいなぁ.
  普通過ぎて、つまらない、こんなの、と、言っているのは誰だ.
  ここにも、fbにも書かないのだよ、そういうコトは.
  目見て、顔見て、同じ時間を共有した時に語らおうぞ.