不定期報-Zambia- #1

  JICA Zambia HIV/AIDSの技術プロジェクトの一員として2007年4月より、
  Chongweという首都Lusakaから50km程東部に所在する町に配属されました.
  メンバーは全部で6名ですが、それぞれに与えられた課題はバラバラ.
  私の役割は青少年活動という立場で、孤児への教育分野に寄与することです.

  今は週に3校のコミュニティスクールという非正規学校を巡回し、
  組織運営への助言、体育、算数、英語を教えて毎日過ごしています.
  見慣れぬ厳しい日本人先生だからか、皆、何をやっても一生懸命.
  分かった!出来た!の時の子供たちの笑顔が最高の報酬です.
  自分自身がスポーツを通じて色々なことを学んできたので、
  体育の授業は特に熱が入ります。
  「人と協力すれば独りでは無理なことも成し遂げることができる」
  「人を信じる心」「チャレンジ精神」等々を授業を通じて実体験してもらい、
  自分が経験してきたものをできるだけ分けていくつもりです.
  加えて、ある村で幼稚園を立ち上げたい、との要望を耳にしたので、
  週に一回、村長さんと打ち合わせをしながら、幼稚園の構想を練っています.

  まだまだ手探りな状態ですが、この一ヶ月で内容を精査し、
  5年間実施されるプロジェクトの掘り起しとして、
  今後配属される後輩の為に目標を明確にする作業をしていきます.
  そのために今は、ここの人々の生活を肌で感じ、
  この国の人々に求められていることを学校での業務に落とし込んでいます.
  どう伝えたら子供たちの心に、頭に、すっと入っていくのか.
  そんなことを常に意識しながら教壇に立ちたいと思います.