不定期報-Zambia- #11

  先月末に3回目のスポーツテストを行い、念願の個人カードを配布することができました.
  作成合計枚数は300を超え、名前と顔が一致しない生徒が多い中、
  子ども達の喜ぶ顔を思い浮かべながら完成させました.
  色々な思いを込めたカードを一人ひとりに手渡し、私のここでの業務も一区切り.

  カードには、担任の先生から各生徒へのメッセージを書いてもらいました.
  そして、写真を手に入れることが難しい国なので、個人写真を個人記録に添え、
  表紙には、折を見て撮った子供たちが写っている写真を飾りました.
  裏には、同じプロジェクト派遣をされている隊員と自分のメッセージを付けて完成.

  最終授業の日に全学年の子供を一つの教室に集め表彰状のように渡しました.
  はにかみながら受け取る子供たちは、何度も何度も小さなカードを見つめ、
  折れ曲がらないように大切にノートの間に挟んで帰って行きました.
  そんな子供たちの姿を見ていたら、カードを作っていた時の苦労は吹き飛びます.

  ここでの10ヵ月間は、私自身がチャレンジすることが多く、戸惑いの連続でした.
  苦労した分、少しだけ、自分の幅を広げることができたのではないかな、と思います.
  そして、離れることで、掛け替えのない存在があることに気付けたので、
  帰国後はやっぱり、バレーと共に先に進む人生にしたいと思います.

  月に一回のみの通信環境下にも関わらず、
  皆さんには色々なアドバイス、激励、挑発、を頂きました.
  殆ど返信をせず、無精者の私に最後までお付き合いくださり、ありがとうございました.
  続きは、日本で.