心のノート - 2015


  社会人チームの練習メニューというのは、事前に決められない.
  体育館に行って、練習が開始しても、参加者が誰なのか、何人集まるのか、分からない.
  それぞれに練習に臨む気持ちの温度も毎回違う.
  「今週は仕事で上手くいかなかったから、気分転換をしたい」
  「暫く身体を動かせていないから、今日は調整程度にしたい」
  「今日は調子良いし、思いっきり動ける気がする」

  それぞれの様子をアップをしている最中に見極める.
  うちのアップはストレッチ、パス、対人、シート.
  シートを一回りした頃には、特にリクエストがない限り、練習メニューを固める.

  学校やアフリカでチームを教えていた時ほど、練習内容を熟考していないので、
  その精度は当然下がり、大なり小なりの当たり外れもある.

  そんな環境の中、昨日は、久々の大当たりの練習だった.
  練習メニューの目標をしっかりと掴んで、実践に繋げることができたメンバーが開眼した.
  その興奮のまま、コートから居酒屋へと場所を移し、バレー談義に入る.

  「文ちゃん、練習の目標をきちんと伝えてよ.
   今からもう一回、今日の練習をしたい!
   今、言ったこと、きちんとblogに書いといて~」

  何を伝えたいのかをはっきりさせることは大切だな、と実感.
  私目線の心のノートを認められるよう進むまで.